3DS偽トロキャプチャの作り方(カメレオンUSB SPA3)

ニコ生など、ゲーム配信には必須アイテム:偽トロキャプチャ製作法を紹介します。
後述のカメレオンUSB基板を綺麗に収納でき、完成度の高い仕上がりになります!

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注意点

ゲーム機の分解・修理・改造は、購入者本人が自分自身の範囲で実行するのであれば問題はありません。
しかし、下記のような場合はゲーム会社の権利を侵害したり、法律に違反する可能性があります。

(1) 改造したゲーム機をオークション等で販売する。(商標権や意匠権の侵害)
(2) 非純正の外装(例:クリア外装)で換装したゲーム機を販売する。(意匠権の侵害)
(3) 精度の高いコピー外装で換装したゲーム機を、新品をうたい販売する。(詐欺罪・意匠権の侵害)
(4) 分解歴のあることを隠して販売する。(詐欺罪。分解歴あり=ジャンクというのが一般的な認識)

『自己責任のもと自身のゲーム機でのみ実施し、販売・譲渡など周囲の人を巻き込まない』というのが大鉄則です。
各自が社会的モラルを遵守し、責任をもってこの記事を閲覧して下さい。

なお、改造には当然リスクが伴い、尚且つメーカー保証は一切受けられなくなります。
どのような損害・不利益が発生しても、管理人は一切責任を負えませんので、
これから実行することが自分にとって必要なことなのかを今一度よく考え、自己責任で実施して下さい。

1. 偽トロキャプチャとは?

ニンテンドDSシリーズに改造を施し、PCやTVなどに映像を出力する機能をもたせたものです。
ネット上では、偽トロキャプチャを略して『偽トロ』と呼ぶことが多いです。

ニンテンドーDSシリーズは一貫して映像出力に対応していないので、ニコ生なでどゲーム実況したい場合は
通常だと画面を直接カメラで映して放送する必要がありましたよね!
すると、暗転している時に自分の顔が映ってしまったり、そもそも画質が悪かったり…

そのような時に、カメレオンUSBと呼ばれるハードウェアを用いて映像を外部出力する方法が
ピピンP氏により考案され、『偽トロ』の名称と共に次第にニコ生の実況者の間で話題となって行きました。

ここからは軽い余談なので読み飛ばして頂いて構わないのですが…

ニコ生で話題になるとともに、偽トロの製作代行を担う業者が現れたわけですが、
それらの中で、ある代行業者、それも株式会社が『偽トロキャプチャ』の商標権の取得を企てました。
商標権とは簡単に言うと名前の権利。その名前で商売していいのはウチだけだ!…と優位性を持たせる権利ですね。
その業者、またやり方が酷く『出願中』の段階で他の代行業者に裁判を仕掛け、廃業させようと攻め立てました。
繰り返しますが『出願中』の段階でです。

元はといえば、方法を編み出したのはピピンP氏、それを支えるハードウェアの開発者はオプティマイズさんです。
偽トロの名称だって誰が言い初めか分からず、便宜上の通称として広まっていったものです。
商標は先願制なので法的には合法ではありますが、企業倫理としては如何なものか。
良識のある皆さんには、ぜひ正しい認識を持っていただきたいものです。

2. カメレオンUSB SPA3とは?

前述の通り、DSシリーズなどに映像出力機能を提供するハードウェアがカメレオンUSBです。
その中でも3DSに対応させたものがカメレオンUSB SPA3シリーズです。

ひとえにカメレオンUSB SPA3と言っても以下の種類があります。(2014/02/01現在)
今回は表の1番上、通常のカメレオンUSB SPA3を使った方法となります。

名称説明メリットデメリット
SPA3通常サイズの3DSに対応した最も一般的なカメレオンUSB。
カメレオンUSB基板が3DS本体から外出しになるため、収納用のカバーを別途用意しカメレオンUSB基板を保護する必要がある。
3DS外装の普段見えない部分を加工するため、偽トロ→通常3DSに戻す際に外観を損なわない。
最も安価。
説明に記載の通りカバーを装着するため、3DS本体の厚みが増す。
N-SPA3通常サイズの3DSに対応したカメレオンUSBの中でも、3DS本体に内蔵できるよう小型化したもの。
完全内蔵できスリム無理やり内蔵している感があり
基板にストレスがかかりそう。
3DS外装の目立つ部分に
加工するため、偽トロ→通常3DSに戻す際は外観が著しく劣化する。
LL-SPA3
(USB一体)
3DS LLに対応したカメレオンUSB。
3DS LL本体に完全内蔵できる。
カメレオンUSB基板とUSBコネクタが一体になっており、赤外線ポートがUSBコネクタに置き換わる。
完全内蔵できスリム
3DS LLの外装を加工しないで済む
赤外線ポートが使えなくなる
LL-SPA3
(USB別体)
3DS LLに対応したカメレオンUSB。
3DS LL本体に完全内蔵できる。
カメレオンUSB基板とUSBコネクタが別体になっており、好きな位置にUSBコネクタを設置できる。
完全内蔵できスリム
LL-SPA3とは異なり赤外線ポートを使える
外装を加工する必要があり、偽トロ→通常3DSに戻す際は外観が著しく劣化する。

メリット・デメリットは記載の通りですが、3DSを偽トロ化するなら表1番上の通常のカメレオンUSB SPA3がおすすめです。
完全内蔵できる新型はやや無理に本体内に収めている感があり、カメレオンUSB SPA3基板にストレスがかかる。
結果、長時間経過するうちにはんだクラック(割れ)による故障が心配です。

また、通常のカメレオンUSB SPA3にも以下4種類の販売形態があります。

カメレオンUSB SPA3専用フレキシブルケーブル価格
未完成品
(自分ではんだ付け)
なし4980円
未完成品
(自分ではんだ付け)
あり6380円
完成品
(はんだ付け不要)
なし6980円
完成品
(はんだ付け不要)
あり8380円

まずフレキシブルケーブルは作業効率などの観点から事実上必須です。
たった1400円を追加投資するだけで、作業効率が一気に高まりますし、失敗する率も大きく下がります。
大事なことなので2度言いますが、フレキシブルケーブルは必須です。

ということは、カメレオンUSB SPA3を完成品で購入するか、自分ではんだ作業するかの2択となるわけですが、
判断ポイントは、ご自身の両手に聞いてみてください。

この記事では、カメレオンUSB SPA3(未完成品)の組み立てから紹介していますが、
正直なところ、はんだ付け作業についてはそれなりに高度な技量が必要となります。

何しろ、カメレオンUSB SPA3に使われるチップ部品は最小のもので2mm×1.2mm。これは米粒より小さいサイズです。
加えてUSBコネクタに関してはピン同士の幅が0.5mmと、これまたボールペンで書いた線ほどの間隔しかありません。
これら極小のパーツを1箇所もミスすることなく、確実にはんだ付けできなければなりません。

はんだ作業をしたことがない・腕に自信がない人は、迷わず完成品+フレキの8380円を購入しましょう。
難なくチップ部品のはんだ付けをできる人は、未完成品(キット販売)+フレキの6380円のセットでも大丈夫と思います。
なお、未完成を選択された方は、腕に自信があってもチップ部品の紛失にはくれぐれも気をつけてください。
(管理人はパーツを失くしてマルツパーツ館から買い直しました…)

3. 偽トロキャプチャ作成に必要なもの

以下に必要なものを記します。
工具については管理人おすすめのものを紹介していますので、迷った際はポイントと合わせて参考にしてください。

必要なもの入手先ポイント
カメレオンUSB SPA3オプティマイズ・パーツショップこれがなきゃ何も始まらない
カメレオンUSB SPA3
保護カバー
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「コスモブラック」CosmoBlack
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「アクアブルー」AquaBlue
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「フレアレッド」FlareRed
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「アイスホワイト」IceWhite
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「ミスティピンク」Mistypink
「3DS用大容量内蔵バッテリー」用 交換カバー「コバルトブルー」CobaltBlue
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「ライトブルー」LightBlue
「3DS用大容量内蔵バッテリーPro」用 交換カバー「グロスピンク」GrossPink
必須。
カメレオンUSB SPA3基板の保護に適したサイズで本体のカラーバリエーションを網羅している。
USB miniBケーブルPlayStation Portable用データ転送USBケーブルPS3がある場合は、コントローラ用ケーブルがUSB miniBケーブなので購入不要。
精密プラスドライバー(#0)アネックス(ANEX) 時計用精密ドライバー プラス0 No.77ドライバーは日本製の精密なものがおすすめ。
海外製の安価なものはネジ穴を痛め、取り返しの付かないことになる。
ピンセットクラフトツール 精密ピンセット(ツル首タイプ) 74047あったほうが良いが、最悪なくても良い
静電気防止手袋SANWA SUPPLY TK-SE8 静電気防止手袋なくても良いが、静電気でよくバチッとなる人はあると安心
ハンダゴテ白光(HAKKO) ハッコーダッシュ 25W N454P必須、25Wのものが最適。
値段はピンキリだが、高価なものは不要。
フラックス白光 電子用フラックス No.001-01あったほうが良い。
綺麗にハンダ付けできる。
ピンバイスピンバイスドリル刃セット (L-5C)必須。
しっかりとドリル刃を固定できるものを選ぶこと。
テスターSANWA ポケット型デジタルマルチメータ PM3必須。製作工程の途中ではんだ付けのチェックをする際に使用。
5MΩ以上の抵抗を計測できるものである必要があるが、安価なものだと2MΩまでなど制約があるので注意。
両面テープ
(厚手・薄手両方)
ニトムズ 超強力両面テープ 多用途(厚手)BS T4400 15mm×1.2M強力であればあるほど良いが、強力と書かれていてもどれも似たり寄ったりだったりする。
厚手・薄手それぞれ揃えることが重要。
カッター一般家庭、文房具屋あまりに大きくなければ何でも良い。
ニッパークラフトツールシリーズ No.93 モデラーズニッパー a 74093あると便利。
ヤスリクラフトツールシリーズ No.69 クラフトヤスリPRO (平6mm) 74069必須。
フレキケーブルを通すために加工した部分を平らにならすのに使用。
ハサミ一般家庭、文房具屋特になし
油性ペン一般家庭、文房具屋マッキー最強
セロハンテープ一般家庭、文房具屋特になし

4. カメレオンUSB SPA3の組み立て

キット版を購入した人向けの工程です。完成品を購入した方はスルーしてください。

最初に、数が多いですが、パーツが全て揃っているか確認しましょう。
不足があった場合は、すぐに発送元に連絡しましょう。作業を始めてからでは、返品できません。
ChameleonUSB_SPA3_assemble_01

部品個数備考
メイン基板1
水晶振動子(クリスタル)1
USB miniBコネクタ1
レギュレータ 1.2V15本足のチップ状のもの
レギュレータ 3.3V13本足のチップ状のもの
チップビーズ1表面の色が黒め
チップコンデンサ 0.1uF18表面が褐色、数で判別すること
チップコンデンサ 1uF4表面が褐色、数で判別すること
チップコンデンサ 12pF2表面が褐色、数で判別すること
タンタルコンデンサ 10uF1他のチップ部品より大きめ、極性あり
チップ抵抗 2.2KΩ2表面に222または2201と表記
チップ抵抗 100KΩ2表面に104と表記
ゴムチューブ配線材2長いものと短いものの2種類
ポリウレタン配線材3非常に細い、3本とも長さは同じ
はんだ2一般的なものと、極細の2種
ライセンスキー1印刷物。絶対になくさないこと。

部品が全て揃っていることを確認できたら、キットの組み立てを始めていきましょう。
集中力が切れないうちに、裏面の細かい作業から始めていきます。

基板上のランドとチップ部品の対応は、以下のようになります。
レギュレータは見た目で配線場所が一目瞭然なので、省略しています。
ChameleonUSB_SPA3_assemble_02
赤:チップコンデンサ 0.1uFです。裏面は17箇所で1個余りますが、予備ではないので注意。表面で使います。
橙:チップコンデンサ 1uFです。4箇所にはんだ付けします。
緑:チップ抵抗 2.2KΩです。
青:チップコンデンサ 12uFです。(紛失のため別メーカーのものを使いました。付属のものとやや概観が異なります。)
紫:チップ抵抗 100KΩです。
桃:チップビーズです。

上記の画像のように、チップ部品を基板裏側へはんだ付けしてください。
レギュレータ→チップ抵抗・コンデンサの順で行うと良いと思います。
(レギュレータのランドが狭いので、先にやってしまったほうがやりやすいです。)

チップ部品を扱ったことがない人向けに、はんだ付け方法を紹介します。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_03ChameleonUSB_SPA3_assemble_04
まず、基板を机に乗せ、ずれないようにテープで固定しておきます。
次に、ランドの一方にだけはんだを盛っておきます。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_05ChameleonUSB_SPA3_assemble_06ChameleonUSB_SPA3_assemble_07
そして、ピンセットでチップ部品を位置合わせして、先ほど盛ったはんだと接合します。
あとは、もう一方もはんだと接合すればOKです。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_09ChameleonUSB_SPA3_assemble_08
このような、複数の足があるIC型のチップ部品も、基本的には同じ方法です。
ランドの1箇所にはんだを盛り、該当するICの足とはんだ付けしてチップ部品の位置を固定、残りの足もはんだ付けです。
フラックスを使用すると、はんだの粘性が落ちて綺麗にはんだ付けできます。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_10
というわけで、裏面はこんな感じに出来上がったでしょうか?
実は裏面にはまだ一つだけ作業が残っているのですが、後ほど実施することとします。

続いて、表面です。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_11ChameleonUSB_SPA3_assemble_12ChameleonUSB_SPA3_assemble_13
まずは、水晶振動子(クリスタル)を配線しましょう。
2本の足を穴に通し、裏側からはんだ付けします。はんだ付け後は、足の余った部分をニッパーでカットします。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_14ChameleonUSB_SPA3_assemble_15
続いて、USB miniBコネクタを基板にはんだ付けします。
最初に、4隅の足を基板にはんだ付けし、コネクタを固定します。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_16ChameleonUSB_SPA3_assemble_17ChameleonUSB_SPA3_assemble_18
※わざとブリッジさせています。

続いて、USB信号を配送するための5本の足をはんだ付けします。
5本の足の隙間は0.5mm・・・まぁ、どう考えても難しいのですが、案外できてしまったりします。
まずは、丁寧に5本の細い足をはんだ付けしてみましょう。
極細のはんだを使い、USB miniBコネクタの足と基板との接点をはんだ付けします。

もし足同士がブリッジしてしまったら?
その場合は、該当箇所にフラックスを塗布し、はんだゴテをあてがいましょう。
表面張力で、ブリッジした箇所が離れるかと思います。

それでもダメなら、半田吸い取り線で綺麗に余分なはんだを吸い取ります。
画像では、わざとたっぷりはんだを盛り、はんだ吸い取り線で吸い取りました。
綺麗にはんだ付けができています。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_19
続いて、タンタルコンデンサをはんだ付けします。
タンタルコンデンサは極性(一方向にしか電流が流れない性質)があります。
画像の○で示す線が、基板の外側に向くようにはんだ付けします。

タンタルコンデンサの隣には、裏面で余った残り1個のチップコンデンサ0.1uFをはんだ付けします。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_20
最後に、もう一度裏面にもどり、○の箇所をはんだでブリッジさせます。
縦に3つのランドが近接していますが、偽トロ3DSの場合は画像○の2箇所をブリッジします。

ChameleonUSB_SPA3_assemble_21ChameleonUSB_SPA3_assemble_22
これで、カメレオンUSB SPA3基板は完成ですが、正しく動作するかチェックしましょう。

5. カメレオンUSB SPAのテスト

完成品を買った方も未完成品を買った方も、まずはカメレオンUSB SPA3基板のテストを行いましょう。
3DSに組み込んでから最後に不良があることに気づいた場合、どこのはんだに不良があるのか判断しにくくなります
組み上げていく段階ごとにチェックしていくことが、トラブル防止に重要です。

カメレオンUSB SPA3のテストはPC上で行います。

ChameleonUSB_SPA3_test_01
PCとカメレオンUSB SPA3をUSBケーブルで繋ぎます。
Windows 7では、ドライバーを自動的に探索し始めますが、不明なドライバーと見なされます。
カメレオンUSB SPA3は、もともとドライバーを自分で入れる必要があるシロモノなので、これでOK、正常です。

以降はカメレオンUSB SPA3を挿しっぱなしのまま作業を進めていきます。

ChameleonUSB_SPA3_test_02
ドライバーは32bit用と64bit用とで用意されていますので、自分のPCがどちらなのか確認する必要があります。
コンピューターを右クリックし、プロパティを開くと上記の画面が表示されます。
この画面で確認できます。最近のPCはだいたい64bitだと思います。

自分のPCのbitが確認できたところで、ドライバーやテストプログラムをダウンロードしましょう。
オプティマイズさんのHPからダウンロードできます。
なお、64bit版のドライバは2種ありますが、著名付でOKです。管理人の方で動作を確認しました。

ドライバ32bit版
ドライバ64bit版
テストプログラム

ダウンロードしたファイルは、デスクトップにでも解凍しておきましょう。
続いて、デバイスマネージャを開きます。

ChameleonUSB_SPA3_test_03ChameleonUSB_SPA3_test_04
不明なデバイスが表示されていますので、右クリック→ドライバーソフトウェアの更新を選択します。

ChameleonUSB_SPA3_test_05ChameleonUSB_SPA3_test_06
続いて、『コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します(R)』を選択。
参照から、先ほど解凍したドライバのフォルダを選択します。

ChameleonUSB_SPA3_test_07ChameleonUSB_SPA3_test_08ChameleonUSB_SPA3_test_09
上記のような画面が出た場合は、下の『このドライバーソフトウェアをインストールします(I)』を選択します。
すると、Cypress USB Generic Driverがインストールされます。
これでドライバのインストールは完了です。

続いて、テストプログラムを実行してみます。

ChameleonUSB_SPA3_test_10ChameleonUSB_SPA3_test_11ChameleonUSB_SPA3_test_12
続いて、スタートボタンをクリックし、『cmd.exe』と入力しコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロントの画面で、『cd /d 』と入力し、テストプログラムの入ったフォルダをドラッグします。
『/d』の後ろに半角スペースがあることに注意してください。
ドラッグした後、エンターキーを叩くとカレントディレクトリ(コマンドプロンプト上で現在開いているフォルダ)が変わります。

ChameleonUSB_SPA3_test_13ChameleonUSB_SPA3_test_14
続いて、『spd_chk16.exe』と入力し、エンターキーを叩きます。
すると、テストプログラムが実行され、しばらくするとテストが実行されます。
Spa3->PC、PC->Spa3ともに転送がOKとなれば、カメレオンUSBは正常に完成しています。
カメレオンUSB SPA3基板をPCから取り外して大丈夫です。

OKでなかった場合は、はんだ付けに不良があるということとなりますので、基板側を確認してください。
あるいは完成品を購入した方は製造元であるオプティマイズさんに問い合わせましょう。

6. 3DSとカメレオンUSBを接続

続いて、3DSへフレキシブルケーブルを配線します。
まずはメイン基板を取り出す必要がありますので、以下の記事を参考に分解してください。
もちろん全て実施するわけではなく『11. メイン基盤の取り外し』までOKです。
Nintendo 3DS 分解方法 徹底解説

ChameleonUSB_SPA3_set_1ChameleonUSB_SPA3_set_2
続いて、フレキシブルケーブルの準備をします。
白の縁線が描かれていますので、この線にそってハサミでカットします。
切れ込みがあるとピリッと切れていってしまいますので、できるだけ切れ込みが入らないように気をつけましょう。

ChameleonUSB_SPA3_set_3ChameleonUSB_SPA3_set_4
次に基板を取り出し、フレキシブルケーブルのはんだ付け部分とテストパッド(3DS基板上の金色の○)を重ね合わせ
セロハンテープで固定させます。

ChameleonUSB_SPA3_set_5ChameleonUSB_SPA3_set_6
ここからフレキシブルケーブルを3DSへ配線していきます。
フレキシブルケーブルが浮いてしまわぬよう、適宜セロハンテープで抑えながらはんだ付けします。
はんだ量は多すぎず少なすぎず、画像を参考に適量を盛ります。

ChameleonUSB_SPA3_set_7ChameleonUSB_SPA3_set_8
次に、フレキシブルケーブルが3DSメイン基板に正しく配線ができたかチェックします。
ここで配線ミスがあると、あとでどこにミスがあったか調べるのが非常に大変になりますので、
段階ごとにこのようなチェックをするのはとても大切なことです!

十字キー部分したのアースと、フレキケーブル先(はんだ付けしていない方)との抵抗値をテスターを用いて計測します。
テスターの精度や3DSメイン基板の個体差で10-20%程度の誤差があるとのことですので、
だいたい表記のような抵抗値となればOKです。

※画像の抵抗値はオプティマイズさんのマニュアルから情報を頂いております。
※抵抗値の計測方法はお手持ちのテスターの説明書を参照してください。

ChameleonUSB_SPA3_set_9ChameleonUSB_SPA3_set_10ChameleonUSB_SPA3_set_11
続いてサウンド信号を取り出すためにポリウレタン線を配線します。
組立後に、どこに配線したものか分からなくなることを避けるため、ポリウレタン線に目印をつけます。
私はLEDカスタムなどをする場合には、いつもポリウレタン線の先にマジックで目印を付けるようにしています。

今回は目印なし、1本黒線をいれる、2本黒線をいれるというようにして識別することとします。
目印をつけたら、目印の反対側をメイン基板に配線しましょう。
右画像を参考に、3本のポリウレタン線を配線してください。

次に、分解した3DSを組み立てていきます。
以下の記事を参考にしてください。
Nintendo 3DS 組み立て方法 徹底解説

ここでの注意点として、
上画面から伸びた3本のフレキシブルケーブルは、しっかりとコネクタへ接続するように注意してください。
組み上げた後で、いざ3DSを起動するも上画面が点灯しない!起動しない!…といったトラブルが多く見受けられます。
3DSは上画面または下画面への通電がないと起動しない仕様がありますので、覚えておいてください!

ChameleonUSB_SPA3_set_12ChameleonUSB_SPA3_set_13
フレキシブルケーブルおよびポリウレタン線は左画像の箇所から出るようにします。
また、スライドパッドは右画像のようにメイン基板へ接続させます。

ChameleonUSB_SPA3_set_14
次に、ゴムチューブ線を画像の箇所のチップ部品(抵抗かな?)に配線します。
SDカードスロットの真後ろ、タッチパネルのラッチのそばです。

一度チップ部品の両端にはんだを付け、それからゴムチューブ線を配線させると良いです。
フラックスを使用すると、より上手くはんだ付けができます。
長い配線材と短い配線材を間違えないように注意してください。

ChameleonUSB_SPA3_set_15ChameleonUSB_SPA3_set_16
外装底部の画像の箇所を4cm × 1.2cmほどくり抜きましょう。
ドリルやカッター等を駆使して、ミニ四駆の肉抜きのような間隔で繰り抜いた後、ヤスリでなめらかにします。

ここでのポイントとしては『カメレオンUSB SPA3基板が余裕で穴をくぐり抜けられるようにすること』です。
これは3DSを組み上げたあと、何らかの理由で再分解したい場合に後戻りができるようにするためです。
フレキケーブルしか通らない穴だと、ケーブルとカメレオンUSB基板を接合後に後戻りできなくなりますからね!
そういう意味だと、画像よりもう少し大きく穴を開けてもいいと思います。

ChameleonUSB_SPA3_set_17ChameleonUSB_SPA3_set_18
大容量バッテリー用カバーを用意し、3DSカートリッジスロット付近に位置する部分を右側画像のように加工し、
USB miniBコネクタにケーブルを挿せるようにします。
カメレオンUSB SPA3基盤やカバーの個体差によって加工範囲が若干異なってきますので、
ヤスリ等を駆使して細かく調整していきます。
カメレオンUSB SPA3の上からカバーを被せ、ネジが閉めれる程度に微調整ができれば完了です。

ChameleonUSB_SPA3_set_19ChameleonUSB_SPA3_set_20
画像のように、カメレオンUSB SPA3基盤の41箇所にはんだを流し込みます。
ズッポリ穴が埋まるようにたっぷりはんだを流し込みます。

ChameleonUSB_SPA3_set_21
基盤の裏側を確認し、ブリッジ(穴同士がはんだでくっついた状態)が発生していないことを確認します。
もしブリッジが発生している場合は、はんだ吸い取り線で綺麗に吸い取ります。

ChameleonUSB_SPA3_set_22ChameleonUSB_SPA3_set_23
外装底部を3DS本体に被せます。
加工した穴からフレキシブルケーブルやその他5本のケーブルも通しましょう。
LRボタン用のフレキシブルケーブルを3DSメイン基盤に接続するのをお忘れなく
先にLRボタン用ケーブルを接続してから、外装底部を被せると良いです。

次に、カメレオンUSB SPA3基盤の裏側に強力タイプの両面テープを貼ります。

ChameleonUSB_SPA3_set_24ChameleonUSB_SPA3_set_25
カメレオンUSB SPA3基盤を外装底部に貼り付けます。
大容量バッテリー用カバーを被せられるよう、画像左側の○のように数mmの隙間を開けておきます。
また、3DSカートリッジ付近のネジを目印にカメレオンUSB SPA3基盤が中央にくるようにします。

ChameleonUSB_SPA3_set_26ChameleonUSB_SPA3_set_27
カメレオンUSB SPA3基盤とフレキシブルケーブルを重ね合わせ、
必要に応じてはんだを足しつつしっかりとはんだ付けをしていきます。
ここが甘いと完成後に一部色が出なかったり、画像が乱れたりしますので注意が必要です。
あわせて、5本のケーブルも指定の箇所に配線していきます。左側画像を参考にしてください。

ChameleonUSB_SPA3_set_28ChameleonUSB_SPA3_set_29
バッテリーの裏に薄い両面テープをはり、外装底部にセットします。
あとは大容量カバーを被せ、4箇所のネジを閉めれば完成です。

ChameleonUSB_SPA3_set_30ChameleonUSB_SPA3_set_31ChameleonUSB_SPA3_set_32ChameleonUSB_SPA3_set_33ChameleonUSB_SPA3_set_34ChameleonUSB_SPA3_set_35
完成後の画像がこちら。
これなら外に持ち出しても普通に使えるレベルでコンパクトに内蔵できます。

非常にオススメの内蔵方法といえるでしょう。

7. PC上に3DSの画面を写してみよう!

3ds_captured_013ds_captured_02
Copyright © SQUARE ENIX

ビューアソフトの概観は左側、そして取り出したキャプチャ画像が右側です。
無劣化で取り込んでいるだけあって、むちゃくちゃに綺麗ですね。

ここでうまく表示されない場合は、以下に私が体験したトラブルを記しておきます。
参考にしてみてください。

8. トラブルシュート

症状対策
3DSの電源が入らない。
電源ボタンを押下後、画面は暗いまま2-3秒で電源ランプが消灯する。
考えられるのは以下の3つ。
これらのうちどれか一つでも不良があると、電源が入りません。
①上画面ケーブルがメイン基板に上手く刺さっていない
②下画面ケーブルがメイン基板に上手く刺さっていない
③無線モジュールがメイン基板に取り付けられていない
3DS本体の映像は正常だが、ビューアソフトの色調がおかしい3DSから取り込んだ映像信号の一部がカメレオンUSB基板に伝達されていない状態。
カメレオンUSB SPA3とフレキシブルケーブルとの接続部分でのはんだ付け不良が原因の場合が多い。1ヶ所ずつはんだゴテで再度溶かしつけてみると解消される可能性が高い。
それでもうまくいかない場合は、3DSメイン基板のはんだを疑う必要がある。
3DS本体の映像は正常だが、ビューアソフトの下画面に限ってノイズが発生する、明らかな表示不良がある3DSの個体差により、ビューアソフトのデフォルト設定だと上画面と下画面がシンクロしない場合がある。
ビューアソフトの設定→キャリブレーションを調整する。
3DS本体・ビューアソフトの両方で色調がおかしい、極端にノイズが発生する3DSから取り込んだ映像信号がカメレオンUSB基板に伝達されているものの、関係のない回路にまで信号が伝わっている。
カメレオンUSB SPA3とフレキシブルケーブルとの接続部分ではんだブリッジがあることが原因。
再度よく確認し、ブリッジのある箇所はフラックスを用いてブリッジを解消する。
3DSの組み上げの際、ネジをしっかり閉めると3DS本体の下画面の映像が乱れたり、色調がおかしくなる3DSメイン基板側に取り付けたフレキシブルケーブルのうち、はんだが尖っていることにより、その上に乗る3DS下画面ユニットの金属部分とショートしている。
面倒だが3DSを再分解し、メイン基板側のはんだを平らにする。さらなる対策として、はんだの上にビニルテープを貼ると良い。
3DSのイヤホンジャックを通じてPC側に録音しると、音声にノイズが入る。
(USB経由でビューアソフト上で再生する音声にノイズが乗るのは仕様)
オーディオアイソレータ、ノイズフィルターを使用してみる。
BOSS 電源ノイズフィルター サプレッサー B15N AUDIO

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まだ何もない。